Bike

1.YAMAHA JOG 〜初めてのバイク

2.HONDA NS50F 〜本格的なバイク乗りへの序章

3.HONDA VFR400R 〜夢、実現 (Last Updated 98.2.22)

4.KAWASAKI ZZ-R1100 〜オーバー200kmの世界

5.SUZUKI Address V100 〜バイク、ふたたび

1)YAMAHA JOG

購入動機:
 私が生まれて初めて所有したバイク。当時、私は深夜のガードマン(道路工事現場の交通誘導員)のバイトをしていた。このバイトは工事が早く終了すればそこで解散となったが、なにせ深夜なので電車がなく、せっかく早く終わってもコンビニやファミレスで始発を待たねばならなかった。この現状を打開すべく、わざわざ原付免許だけ取得しにいったのがきっかけである。
 晴れて免許を取得した私は、中古バイク情報誌を立ち読みしまくり、ようやく近所でみつけたのがYAMAHA JOG(2万円)だった。たかが2万円のボロスクーターだったが、初めてバイクで公道を走った感動は、その後のどんなバイクを手にした時よりすばらしいものであった。あたかも自分の足で走っているような一体感!体全体で風を感じる爽快感!さらに、今までは点と点でしかなかった駅ごとの景色が、道路をそのまま移動することにより空間的な広がりになった時、自分の意志により移動できるバイクに「自由」を強く感じた。この自由こそが、私がバイクに魅せられた一番の理由である。このMy First Bikeは、コンビニから通学、バイトにと大活躍した思い出深い一台である。

●性能:
 所詮、原付。リミッターが付いていたわけでもないのに、最高速は60kmしかでなかった。しかも、最高速で巡航すると、エンジンの調子が悪くなってしまうので40kmくらいでしか巡航できなかった・・・(ベンツに第二京浜であおられた時は恐かった)。そういえば、バイクで初ゴケしたのもこのバイクだった。私はバイクや車を乗り換えると、性能テストのために近場の埠頭で減速テストや旋回性能テストをしていたが、そこで8の字旋回をしていた時だった。もう少し傾けられるかな?と思った瞬間、私は地面に頭からスライディングしていた。多分、20kmくらいしか出ていなかったはずだが、ああなると人間、どうすることもできない。ボロボロになったヘルメットを見ながら、これが人間の頭だったらと思うと、背筋が寒くなる思いだった。でも、凝りずにその後も走りまわっていたが。
2)HONDA NS50F

●購入動機:
 しばらくJOGでバイク生活を満喫していた私だったが、さすがにパワー不足はいなめず、段々物足りなさを感じていた矢先、某バイク雑誌の個人売買コーナーでNS50Fを見つけ、これだ!と衝動買いしてしまった。わずか7万円だったが、その月は毎日カップメンだった・・・

●性能:
 初めての本格的なミッション付きバイク、NS50Fは、最高速100kmとJOGと同じ排気量とは思えないスピードで私を感動させた。非力なパワーをミッションを駆使して走らせる快感は、無段変速のJOGとは一味違う喜びを感じさせ、同時にライディングスキルも大幅に向上した。バイクを色々いじり始めたのもこの頃で、ネイキッドだったフロントをカウルに戻したり、色を2回も塗り替えたり、エアクリーナーを付け替えたりもした。そのせいで、雨が降るとエンジンがかからなくなったりしたけど。
3)HONDA VFR400R(NC30)


●購入動機:
 NS50Fはとても楽しいバイクだったが、50ccの法定速度は30kmだったので、よくスピード違反でつかまったりした(他の車といっしょに走っているだけなのに・・・)。そこで、私はついに本格的なバイクの購入を決意した。思えば、高校時代にインドネシアで見た赤いレプリカ、これこそが私のバイク好きの原点であった。信号待ちからロケットのように加速していったあのバイク。当時はかなえられなかった夢。その夢に今、リーチがかかっている!ここで買わねばいつ買う!と俄然盛り上がる私を誰が止めることができたであろうか。NS50Fですっかりホンダファンになった私はNSR250かVFR400Rで迷ったが、V4エンジンとプロアームという世界で唯一!というスペックに惹かれ(私は世界一!とか限定!という言葉にとても弱い)シードカラーのNC30購入に踏み切った。当時40万円くらいだった。

●性能:
 400ccのレーサーレプリカ。ああ、俺も出世したもんだ・・30km制限よサヨウナラ!高速道路よこんにちは!というわけで、このバイクのおかげで私の行動範囲は一気に広がり、日光、筑波サーキット等、様々な道を共に走った。V4エンジンは非常にフレキシブルで、どこからアクセルを開けても加速し、180kmのリミッターまですぐに到達した。また、その旋回性能は優秀で、友達の車がアンダーで苦しむコーナーも楽にクリアすることが可能だった。
ここで、レプリカバイク購入を計画している方に一言アドバイス。タンクパッドはすぐ付けたほうがいい!私はハードブレーキングのたびにタンクに股間をしたたか打ち付け、何度か行動不能になった・・・

●死ぬかと思った・・:
 初めて死を覚悟したのもこのバイクだった。あれは雨が降る夏の夜だった。友達と翌日横浜へツーリングの約束をした私は、家まであと5分の直線を走っていた。しばらく信号も交差点もないストレートで、調子に乗った私は雨にも関わらず、友達と加速競争をした。200mほど加速した時点で、友達のバイクが減速、「ふっ、ビビったか!」と思った瞬間、私の目にいきなり飛び込んできたのは佐○急便の飛脚だった!いきなり左の運送センターから大型トラックがバックででてきたのだ!80kmでぶつかればひとたまりもない!「最後に見たものが飛脚の赤いふんどしなんて嫌だ!!」と感じた次の瞬間、私はバイクを無意識の内に倒していた。わずか数秒の間のことだったが、次に私が意識した時、私はバイクとともに道路に倒れていた。「生きてる!ラッキー!!」と思った私は、「せっかく生きてるのに対向車に牽かれちゃかなわん」と痛む体を気合で起こし、すぐ避難したのを覚えている。どうやら私はトラックの下をくぐりぬけるという、映画のアクションシーンのような助かり方をしたらしい。幸いバイクは軽少で、私も奇跡的に脱臼ですんだが、もし一秒でもバイクを倒すのが遅ければ、首がとんでいた・・と考えるとまさに九死に一生を得た思いだった。友達も、事故の瞬間、「ああ、ついに友達の死者一号がでた!しかも目の前で・・」と思ったらしい。でも、今までの人生が走馬灯のように流れたりはしなかったなあ・・

目撃した知人「いやあ、まじで死んだかと思いましたよ!いつかはやるだろうと思ってましたけど・・」

●初盗難:
あと、初めてパーツが盗まれたのもこのバイクだった。正月あけ、「久しぶりにバイクでものるか!」と愛車にまたがった私だが、なにかおかしい。なにかがいつもと違う。ま、いいか!と走り始め、交差点で減速しようとした瞬間!ハンドブレーキがない!!!「マジかよ!」と右足に力をいれた私は凍り付いた。「げ!フットブレーキもない!」。運良く近くの上り坂で減速したが、あの時もあぶなかった。確かに、当時、NC30のブレーキは強力なので高値が付いたが、なにも両方持っていかなくても・・・
4)ZZR−1100


●購入動機:
 人間の欲とはきりがないものだ。高校時代からの夢を手に入れ、何の不満もなかった私だが、ある雑誌の1ページにより転機は訪れた。300kmの世界。当時、世界最速のバイク、ZZR−1100は、ライトチューンで300kmの世界に手が届く唯一の存在だった。300km!!リミッターのおかげで180km以上の世界すら未体験の私に300kmの世界は非常に魅力的だった。若い時でしか無茶はできない。当時、馬力規制の動きがあったバイク業界、もしかすると、最後のチャンスかもしれない。しかも世界最速!!ああ、なんて私の心をを刺激する言葉!車なら500万円オーバーでも届かない世界が、わずか100万円で俺のものに!物欲モードに突入した私は、総額110万円というそれまでの人生でもっとも高額なお買い物を決心したのであった。

●性能:
 7台乗り継いできた車を入れても、生涯もっとも高額な買い物であったこのバイクは、同時にまた乗り継いできたマシンのなかで間違いなく最強の加速と最高速度を誇るモンスターマシンだった。
実は、最初このバイクを購入した帰り道は「失敗だったかな・・」と少し後悔した。乗っている感じが、NC30とあまり変わらない!しかもNC30よりはるかに重い!!やはり、世界最速とはいえ、NC30も結構速かったからなあ・・こんなもんなのか・・とふっと視線をタコメーターに落とした瞬間、私は自分の間違いに気が付いた!NC30と同じように体感していた速度では、NC30の半分もエンジンをまわしていなかったのだ。高速巡航でわずか3000回転。レブリミットの12000回転にはほど遠い数値だ。それでは、と最大トルク発生回転の6000回転までアクセルをまわした瞬間!!「うおおおおおおおおおお!!」私はヘルメットのなかで絶叫していた。無意識だ。自然に叫び声がでた。またたく間に上昇するスピードメーターに気づいた私は、ブレーキングとともに平常心を取り戻した。これはNC30と同じバイクではない。少なくとも、同じバイクというカテゴリーに属するものとは思えない。147馬力のバイクがもたらすパワーは、間違いなくこのバイクが世界最速のものであることを私に痛感させたのであった。その後も私はフル加速するたびに絶叫しつづけ、川崎〜渋谷間15分(一般道)や東京〜成田50分(高速)等、数々の自己記録を更新した。若いって、むちゃだなあ・・ポルシェ928と遊んだりもしたもんな・・

●最高速チャレンジ:
 このバイクとも色々なところを旅したが、一番思い出深いのは北海道旅行である。ああ、どこまでもつづく真っ直ぐな道、雄大な大自然・・バイク乗りなら一度は北海道!実は、自己最高速度を記録したのも北海道だった。高速で、最初はおとなしく友達の車の後ろについていた私だったが、はてしなく続く直線に耐え切れなかった私は、フロントタイヤがつるつるなのも忘れ、人生最初で最後の最高速チャレンジを決行した。実は、20○kmまでは都内で体験していたが、このモンスターは200km以下でははっきりいって仕事をしていない。その20○kmですら、「ボー」というやる気のないエンジン音と共に巡航可能だ。5速で20○kmに達した私は、ついに6速に叩き込み、アクセルを振り絞った。私の決意をよそに、ZZRはいとも簡単に加速を始める。空気というものは、止まっていれば人間に安息を与えてくれる寛大な存在だ。しかし、20○kmオーバーの世界では、空気は壁になって人間に襲いかかる。一度ハンドルから手をはなせば、その風圧と格闘しながらハンドルに手を戻すのに3秒はかかる。ヘルメットは風圧にさらされ、目の前の景色が揺れる。100km以上で走行しているはずの他の車が静止しているパイロンのように感じる。おそらく、1秒でも目を離せば、次の瞬間には前の車に激突するだろう。しかし、おそらく人生で二度とない経験。私は勇気を出してスピードメーターの針を探した。26○km。これが私の生涯最高速度だ。気力の限界を感じた私は、可能な限りの力でブレーキに力をこめた。26○kmからいっきに20○km以下の世界へ。減速Gで肺が圧迫され、口から自然に空気がでる。ようやく平和な世界に戻った私は、しかし26○kmの時点で尚も加速しようとするこのバイクに、心からつぶやいた。「こいつは本物のモンスターだ・・俺の手にはおえない。」

●終りに;
 当時、私は本当にバイクが好きで、雨の日も風の日もバイクに乗っていた(さすがに雪の日は乗らなかったが)。「同じ金額を出せば、はるかに上の性能が手に入るのに、車なんか買うやつはバカだ。」と息巻いていた私も、しばらくして車へと移行する。確かに一度くるまの良さを体験してしまうと、オールウェザーの快適性、バイクでは常に付きまとう転倒という恐怖からの開放、多人数での移動による利便性等から、バイクに戻ることは難しい。でも、バイクと過ごした日々は忘れられない思い出だし、出かける前に「今日は雨が降らなければいいけど」と天候を愁う生活も悪くないと思う。ネガティブな部分が多からこそ、ポジティブな点がよりいっそうクローズアップされる。だから私は「バイクを卒業した」などというつもりは毛頭ない。基本的に別の乗り物だし、私自身もまたバイクに乗る日がくるような気がするからだ。

ゴーストライダー1&2
価格:5,985円(税込)




ゴーストライダー3
価格:3,360円(税込)




2003年に一部のバイク関連ショップで先行販売され、話題となった「ゴーストライダー」の2作品。ハヤブサターボ(Over400馬力!!)による300km/h前後で疾走するバイクの映像など、賛否両論を巻き起こす圧巻映像が満載。マジで300km付近での擦り抜けはクレイジーの一言。


5)SUZUKI AddressV100


購入動機:
 今、私が住んでいるマンションは、駅に近い。相鉄線の最寄駅まで、徒歩1分だ。それなのに、何故バイクなのか?実は、今の住居は、駅前でありながら、商店街やスーパーといった生活に必須の店舗が近くにないのだ!レンタルビデオ店でさえ、クルマで行く生活。これは不便であり、元来出不精な私は、ますます外出しなくなり、食事もコンビニ弁当が増えてしまう。これではいかん!というコトで、生活改善のため(笑)、8年ぶりのバイク購入に踏み切るのであった。実は、ここの前に住んでいた松戸の独身寮も、駅から遠い上、周りになにもない不便な立地で、何度かスクーター購入を検討したが、財政的な問題もあり、断念していた。スクーターは、あれば便利なアイテムであり、耐久性も悪くないので、長く使える。今後も重宝するだろう、というのも購入の理由の一つだ。

●インターネットで購入を決意!
 さて、今回はちょっと変わった方法でバイクを購入した。そう、インターネットの個人売買だ!ZZR購入から約8年、時代は変わり、まさにインターネット時代!あのころは、個人売買といえば雑誌しかなく、掲載されるまで2ヶ月くらいのタイムラグがあった。しかし、今はリアルタイムで、しかも選択の数も桁違いに多い。便利な世の中になったなあ。正直言って、高額かつ信頼性が重視されるバイクという商品を、個人売買で購入することに不安がなかった訳ではない。しかし、
@店舗で購入する場合に比べて価格差が大きいこと、
Aスクーターは足が速い商品なので、雑誌に掲載された時は、既に売約済みのケースが多いこと、
B何回かインターネットオークションで経験を積んでいたこと、
Cスクーターは機構が単純なので、商品の善し悪しが判断しやすいこと、
以上の理由から、インターネットでの購入に踏み切った。

●車種選定:
 まずは、どのスクーターを購入するかを検討開始。以前、JOGに乗っていた頃は、良く白バイにイジメられたので、50ccは却下。中型免許も持っているので、小型(51cc以上)のスクーターの中から選定に入った。条件としては、
@近所にしか行かない(通勤に使うわけではない)ので、小型で取りまわしやすいコト
Aストレスを感じたくないので、ある程度スポーティで速いコト
B予算として、中古で10万円くらい
 以上を検討した結果、下記の4台が候補として上がった。
@スズキ アドレスV100
Aヤマハ アクシス90
Bヤマハ グランドアクシス100
Cスズキ ベクスター150
 まず、@スズキ アドレスV100について。これは、前から欲しかったスクーターだ。パワーは申し分ないし、軽量コンパクト。ロングセラーなので、オーナーも多く、HPの数も多い。チューンアップする場合もパーツは豊富だし、修理する場合の中古パーツも豊富。まさに、小型スクーターのスタンダードと言える。難点は、少々古臭いスタイリングか。
 次、Aヤマハ アクシス90は、これまたアドレス90の好敵手で、こちらもロングラン。しかし、アドレスV100と比較して、2人乗りしにくいこと、パワーがイマイチなことが分かり、却下。
 Bグランドアクシスについては、まずその斬新なスタイルが高ポイント。いかにも、新しいスクーターに乗っているという感じがして良い。2人乗りもしやすそうだし、盗難対策もしっかりしている。正直、最後まで悩んだが、残念ながら予算的に13万円以上はするので、今回は断念した。しかもアドレスV100より高額かつ新型のくせに、アドレスV100より遅いというのも大きなマイナスポイント。個体差が激しいことも不安材料だった。
 Cスズキ ベクスター150も、なかなか捨てがたい。なんといっても、高速道路を走れるのが高ポイント。排気量の割には、コンパクトだし。しかし、こちらも予算が合わず、しかも4ストということで、キビキビした走りは苦手そうなので、却下された。アクの強いスタイリングも、イマイチセンスが合わなかった。
ということで、総合的に評価の高いアドレスV100に決定!!デザインの古臭さをカバーするため、斬新に見えるシルバーに限定し、バイク探しを開始することにした。

●アドレスV100の情報をインターネットでチェック:
 さて、購入するバイクの車種が決まったら、次は情報収集だ。必要な情報は、
@個人売買の方法と注意点
A対象のバイクの相場
B対象のバイクのチェックポイント
 この3点。まず@については、登録変更の方法を確認。トラブルを避けるためには、必ず現車を確認し、試乗すること。書類と現金を同時に交換し、取引とすること、この2点がトラブル回避の条件となりそうだ。少々めんどくさいが、私の場合は1)現車確認、試乗2)書類確認、現金と交換3)新しいナンバー取得、ナンバープレートを持参し、装着、自走で持ちかえり、と計3回訪問した。まあ、レンタカーをかりて持ちかえれば、1回の訪問で済むとは思うが、私の場合は比較的場所が近かったことと、経費削減のため、上記の方法をとった。ちなみに原付2種の番号登録は、居住区の区役所で簡単にできた。
 さて、Aの相場については、今回の狙い目がマイナーチェンジ後の6Lタンクモデルだったため、大体10万円くらいが相場のようだった。当初は初期モデルを狙っていたのだが、結局7万円以上の価格帯になり、程度もイマイチのものが多かった。そこで、価格差が3万円くらいなら、よい物を購入しよう、ということで後期モデルに変更したのだ。
 Bについては、アドレスV100は特に大きなトラブルはないようで、それほど心配することはなかった。バイクコンセプトからして通勤に利用されたものが多いため、基本的に程度の良いものが多く、過激に改造されたものも少ない。ただ、初期型はバッテリーが上がっているものが多く、このバッテリーが1万円くらいするので、要注意である。

●個人売買で、極上アドレスV100をGET!!:
 上記情報を元にインターネットでバイク探しを開始、方法は2つ。オークションと個人売買の掲示板だ。
 オークションは、出展数が多いYahooオークションに絞って入札。しかし、これが結構難しい。時間切れ間際になると、急激に入札が増え、あっというまに価格が上昇していく。ゆえに、最初は予算内かなー、と考えていた物件も、結局予算外になってしまうことも珍しくなかった。また、バイクは必ず試乗してから購入したかったので、できるだけ近県に絞って検索した結果、かなり入札できる物件が限られてしまった。
 上記オークションと平行して、個人売買の掲示板もチェック。買います、のコーナーにも何件か書き込んだが、問い合わせがあったのは結局2件だけで、あまり効率のいい方法とはいいがたかった。しかし、売ります、の掲示にアクセスしてみても、既に売約済みであるコトも多く、なかなか購入計画は進まなかった。やはり、スクーターは需要が多いためアシが速い商品であり、インターネットで探すのは結構根気がいる方法であることを痛感した。しかし、バイク探しを始めてから約1ヶ月、ついに個人売買で極上のアドレスV100の情報をGET!なんと、所有者は在日米軍の人で、所有者の婚約者が代理出展している、という変わったシチュエーションだった。米軍ナンバーについての知識はなかったので少々不安だったが、実際に会ってみると結構いい人で、バイクも上物、色も希望通りシルバーだったので、購入を決意!約8年ぶりにバイク復活となったのである。

●性能:
 スクーターといえば、初代JOGのイメージが強く残っていたが、さてさて100ccのパワーはどうかな?と期待しながらアクセルをひねる・・・あれ、出足はイマイチ・・・グワッ!!!!!おお!鋭い加速!そしてそのまま余裕で60kmに到達。これは速いぞ!!JOGとは雲泥の差だ。はっきり言って、待ち乗りには十分すぎる。信号発信では、そのするどいダッシュ力で車を置き去りにできるし、余裕で車の流れにのることができる。購入する前は、チャンバーとプーリーぐらい交換しようかな・・なんて考えていたが、そんな考えは吹っ飛んでしまった。ノーマルで充分速い。ブレーキの効きも悪くない。最高速は、以前乗っていたNS50Fが勝るかもしれないが、60kmまでの加速なら、断然こっちの方が速い。しかも、二人乗りでも結構パワフルかつ安定している。もちろん、すり抜けも楽勝。こいつは思った通り、待ち乗り最速&最高のマシンだ!!唯一欠点があるとすれば、これはスクーターだからしょうがないのかもしれないが、コーナリングが不安なこと。ニーグリップができないので不安だし、バンク角も少なそう。60kmくらいで下りのコーナーを走ると、結構コワイ。それ以外は、気軽な待ち乗り用のアシとして、まさにベストチョイス。オススメの1台だ。

●その他:
 バイクに欠かせないものといえば、ヘルメット。以前RXシリーズを使っていたころから、ヘルメットはアライ派なので、今回もアライをチョイス。ジェットヘルのSZ-RamUを購入した。以前、JOGでコケて以来、ヘルメットの重要さは痛感しているので、やはり安全第一。ちょっと無理しても、いいものを選んだ。フィット感も軽さもGood!安心感もバツグンだ。しかし、このベンチレーションは、見た目ほどは涼しくない・・・。

●冬装備追加
 ついに愛車プジョーが息絶えてしまった・・・そんな訳で、現在のアシはアドレスV100のみに!ちょっとレンタルビデオに行くにも、みなとみらいにゴハンを食べに行くのも、今後はアドレスV100しかない。しかし、季節は着実に冬に近づいている。冬のバイクの寒さは、学生時代に痛感している。しかも、季節は秋を通り越し、既に空気も冷たくなってきた。これはいかん!冬装備をそろえねば!っということで、近くのバイク屋でスズキの純正パーツをオーダーしてきました。

●ウインドシールド(風防)
 これは、フロントのメーターバイザー手前に装着する、大型のプラスチック製のカウルである。左右のミラーステーに装着、作業自体はボルトとナットの締め付けだけでできるので、素人でも20分もあればできるレベル。完成してみると・・・ううむ、かっこわるう・・。全体的に腰高な印象になって、間延びしてみえる。思いっきり実用車っぽい。しかし!背に腹は変えられん!誰がなんといおうと、さむいものはさむい!さっそく試乗してみると、これはいい!首から下に、まったく風が当たらない!上半身に風が当たらないので、全然寒くかんじないのだ。まあ、目の前にでかい風除け板があるから、当たり前なんだけど、体感してみると改めて効果を実感。ちょっとした小雨程度なら平気。しかも透明なプラスチックなので、視界もクリア。これは、外観のカッコ悪さを補ってあまりある効果、お勧めだ!値段は7500円でした。

●グローブ風ハンドルカバー
 ハンドルカバー・・か・・。風防にも増して、オヤジバイクまっしぐらといったかんじだ。近未来的なシルバーカラーも台無しな感は否めない。でも、いっか!だって寒いんだもん。ハンドル操作はバイクの命!見た目より、命をとるぜ、おれは!で、純正のカバーをチョイス。しかもこれがなかなかの優れもの。一見グローブに見えるんだけど、実際はハンドルの部分がカバー内部に入ってくるので、アクセルを素手で握れるのだ。もちろん効果はバツグンで、上記の風防と合わせ、冬対策はバッチリ!こちらは2500円でした。

●リアトランク
 生活の足として大活躍のアドレスV100。今済んでいるところは近くにスーパーがないため、隣駅までバイクで行かなきゃいけません。標準のメットインスペースでは役不足のため、リアにトランクを増設しました。効果抜群!2名乗車時の背もたれにもなります。インターネットで3000円でした。